ユネスコ記憶遺産に中国の「南京大虐殺」資料が登録された問題で、この登録プロセスに重大な問題があったことが判明したとして、歴史問題に精通する藤岡信勝・拓殖大学客員教授と、釈量子・幸福実現党党首が8日午後1時から、東京・赤坂で会見を開き、その内容について発表する。

7日に報道各社に告知されたプレスリリースなどによると、今月2日、藤岡氏、釈氏らの代表者が、パリのユネスコ本部に、記憶遺産の改革の提案書を提出した。

ところが、この提案書の作成・提出の過程で、関係者の情報により、中国の「南京大虐殺」資料の登録プロセスに重大な問題があったことが判明した、という。

この提案書には、共同提案者として、藤岡氏、釈氏のほか、近現代史研究家の阿羅健一氏、ノンフィクション作家の河添恵子氏、近現代史研究家の水間政憲氏、「史実を世界に発信する会」事務局長の茂木弘道氏の6人が名を連ねた。

同党の関係者は、「幸福実現党がつかんだ情報は、信じられないようなユネスコ記憶遺産の登録プロセスと、何が『南京』登録の決め手となったのか、という点」と話している。

これまで同党は、中国の「従軍慰安婦」資料に対する反論も含め、今年4月から9月にかけて、4回にわたる反論書を作成。延べ100人を超える有識者の賛同を得て、ユネスコ記憶遺産事務局に申し入れを行ってきた。

なお、会見の様子は、ネットオピニオン番組「ザ・ファクト」が、ニコニコ生放送( http://nico.ms/lv244395303 )で生中継を行う予定(視聴は無料だが、事前登録が必要)。

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