「小保方氏を検証実験に参加させるべき」の声相次ぐ

2014.06.07

理化学研究所が行っている、STAP細胞の有無を確かめる検証実験に、小保方氏本人が参加すべきという声が増えている。

下村博文文部科学相が6日、閣議後の記者会見で、「中心的な役割を担ってきた小保方さん無しでは再現できるかの検証に年数がかかる」として、小保方氏ができるだけ協力するべきとの考えを示した。

外部の有識者による理研の改革委員会も、小保方晴子ユニットリーダーの実験への参加を求める方針だ。 改革委員会の岸輝雄委員長が2日の会見で、「STAP細胞の有無に関しては、『ある』という人が実験を行うべきだ」と述べている。

本人も再現実験への参加を強く望んでいる。4月に行われた記者会見でも、「もし私に研究者としての今後があるなら、このSTAP細胞が、誰かの役に立つ技術にまで発展させていくんだという思いを貫いて、研究を続けていきたい」と宣言した。小保方氏が、苦渋の決断としてSTAP細胞に関する主要論文の撤回に応じたのも、「検証実験に参加するため」と言われている。

ここまで来て頑なに実験から小保方氏を外しても、そのまま「STAP細胞は存在しない」と結論づけたところで説得力はない。理研は小保方氏の実験への参加を認めるべきだろう。

しかし、そもそも再現実験が「STAP細胞が存在するか否か」を“決定"する場となること自体に違和感がある。ネイチャーは、科学的な議論を起こすことによって、科学の発展に寄与することを目的とする雑誌であり、後から修正が入ったり、他の研究者が逆の結果を発表することも多い。

小保方氏も、「今回の論文は現象論を示したもので、最適条件を示したものではない。さらにたくさんのコツやレシピのようなものが存在するので、それは新たな研究論文として発表したい」と述べており、理研は静かにそれを見守ればよかった。

いまだに、小保方氏の論文に不正・悪意があるとして糾弾する動きがあるが、再現実験から小保方氏を締め出してしまい、STAP細胞をなかったことにすれば、それこそ日本の科学界に汚点を残すことになるだろう。(光)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『小保方晴子さん守護霊インタビュー それでも「STAP細胞」は存在する』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1144

幸福の科学出版 『「嫉妬・老害・ノーベル賞の三角関数」守護霊を認めない理研・野依良治理事長の守護霊による、STAP細胞潰し霊言』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1145

【関連記事】

2014年6月4日付本欄 小保方氏STAP論文撤回に同意 チャレンジングな研究の芽を摘む日本の研究環境に疑問

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7947

2014年6月3日付本欄 外部委が小保方氏に参加要請 STAP細胞検証実験

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7944

2014年6月号記事 これは天才科学者への異端審問だ - それでもSTAP細胞は存在する 優秀な研究者は国の宝

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7735


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