「項羽と劉邦」の項羽に学ぶ、勇気とは何か
2014.04.21
古代中国の英雄の1人である項羽は、紀元前200年頃、ライバルの劉邦と共に天下を争った。そのエピソードの数々は、さまざまな映画や小説の題材にもなっている。
なかでも、秦の始皇帝の主力軍20万人の兵に対し、たった数万人を率いて勝利したことや、会見の席で劉邦を取り逃がした「鴻門の会」などが有名だ。漢軍に囲まれたことを、項羽が、四方から聞こえてくる歌で認識した故事にちなんだ「四面楚歌」という言葉を知らない人はいないだろう。
大川隆法・幸福の科学総裁は昨年末、項羽の霊を招霊してインタビューした。その内容を収めた『項羽と劉邦の霊言 項羽編 勇気とは何か』(大川隆法著)が21日から、全国の書店で順次発売される。
項羽の霊はまず、「項羽と劉邦」が小説などで題材とされる理由について、項羽に負け続けていた劉邦が最後には勝つ部分に学ぼうとしているのだろう、と分析した。
自らについては、「『一騎当千』というか、1人で千人相手に戦うぐらいの気力がなければ、とてもやれる時代ではなかった」「1人の英雄が、他の英雄を眠りから覚ますところがある」と振り返った。
数十倍の勢力を打ち破ったこともある項羽の霊は、自身の「小よく大を制す」という戦法を現代のビジネスにおいて応用することは可能かと問われ、「勝つ戦い」と「負けない戦い」の違いや、それぞれに必要な能力が異なること、スピードの大切さなどを説いた。
項羽の霊は、ライバルであった劉邦について、「(自分は)劉邦の『政治力』に敗れた」「多様な人材を使いこなす魅力があったし、聞く耳はあった」「(失敗した際には)平気でプライドをかなぐり捨てて反省していた」などと評し、その強さの源泉を分析した。
現在の世界情勢や、中国の人権問題、日本の秘密保護法、反原発を唱える日本の某元総理についてなど、話題は広範にわたった。また、そうした視野の広さの理由がうかがい知れる、驚きの転生も示唆した。
一時代を創った人物の、勇気と大胆さを感じられる一書。歴史好きのみならず、ビジネスのために戦略を学びたい人にも最適である。
【関連サイト】
項羽と劉邦の霊言 幸福の科学出版特設ページ
http://special.irhpress.co.jp/kou-ryuho/
【関連書籍】
幸福の科学出版 『項羽と劉邦の霊言 項羽編-勇気とは何か』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1140
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