護りの地・福岡からアジアへ 世界へ広げる仏の光 - 地域シリーズ 福岡
2024.05.29
博多湾から臨む福岡市内。中心エリアは「天神ビッグバン」「博多コネクティッド」など、ビルの高層化をはじめとした大規模な再開発が進む。
2024年7月号記事
地域シリーズ 福岡
護りの地・福岡からアジアへ
世界へ広げる仏の光
アジアの玄関口・福岡を訪れ、そこにさまざまな形の「仏縁」を見つけた。
国際都市として発展を続ける福岡の歴史と可能性に注目した。
天神や博多など、中心地で大規模開発が進む福岡。福岡市の人口増加率は政令市でトップであり、2021年の事業所の開業率も大阪や名古屋を押さえてトップ。更なる成長が期待されている。
特に目立つのは、外国人の増加。福岡県の外国人労働者の数は2023年に過去最多の6万4990人と、2年連続で過去最多を更新した。アジアの若者は福岡の学校を卒業し、福岡や日本各地の企業に就職しているという。
大陸に近い福岡は、今も昔も国際都市・貿易都市である。かつて、軍事・外交の中心であった行政府の大宰府が置かれ、各国の使節が到来。アジアやローマ、ギリシャの文化が入り、日本文化も輸出された。
国際色豊かで仏縁の深い福岡
また福岡への仏教伝来は早く、糸島市の千如寺は「178年開創」と伝わり、仏教が公に伝わった6世紀中ごろより300年以上早いことになる。
福岡は「どんたく」「山笠」などのお祭りや、宗像大社や太宰府天満宮などの神社が有名だが、江戸時代までは神仏習合で神社と寺は一体だった。
福岡市の「東長寺」は空海が唐から持ち帰った経や仏具を収めた建物が始まりと伝わる。同寺がかつて櫛田神社の神官をつとめていた縁で、山笠の経由地となっている。
また、宗像市の「鎮國寺」は唐から帰った空海の創建で、宗像大社の神宮寺(*)だった。太宰府市の太宰府天満宮も元は「安楽寺」という仏教寺院と一体となって発展してきた経緯がある。
福岡は仏縁が深く、日本の仏教の発展において重要な役割を担ってきた地である。
(*)神仏習合の中で、神社に付属して建てられた寺院。
※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。
海外からの観光客にも人気の糸島。イギリスの情報誌「MONOCLE」の『輝く小さな街』の2021年ランキングで、糸島市は世界3位に選ばれた(写真:ピクスタ)。
大宰府からスタートした鑑真・空海の情熱
元寇を追い返した武士道精神と仏の強い意志
column /「火事」も「津波」も押し返す信仰の奇跡
現代社会を救う仏の教えを福岡から世界へ
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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