年3日自由に学校を休める制度、山口県でも導入 先行導入の愛知県では「格差が広がる」「授業に追いつけない」など懸念続出

2024.04.09

《ニュース》

山口県が、保護者の休暇に合わせて、年3日ほど平日に学校を休める制度「家族でやま学の日」を導入すると発表しました。

《詳細》

対象となるのは公立の小中学校、高校、特別支援学校で、事前に学校に申請すれば校外での自主学習活動と位置付け、欠席扱いになりません。連続して取得することも可能で、休んで受けられなかった授業は自習で補うとしています。

同時に県は保護者に積極的な休暇取得を呼びかけるとしており、今年から11月を「こどもや子育てにやさしい休み方改革月間」として企業や市町に協力を要請する方針です。村岡嗣政県知事は5日の会見で「育児の楽しさや幸せを感じる機会を増やすことが少子化対策につながる。子どものために休むことが当たり前になる社会を目指す」と述べています。

同様の制度は、23年に愛知県が子供の学習(ラーニング)と保護者の休暇(バケーション)を組み合わせた「ラーケーションの日」として導入し、同年9月以降、県内53市区町村で運用が始まりました。茨城県も今年4月より導入しており、市区町村単位では大分県別府市と沖縄県座間味村、栃木県日光市などが採用しています。

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タグ: 学力  少子化  給食  自主学習活動  ラーケーションの日  学校  欠席 

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