海底ケーブル切断で混乱するノルウェー・トンガ 特定の国を人為的に不況に突き落とすリスクも

2022.01.18

《ニュース》

インターネットの脆弱性が浮き彫りになる出来事が連続して起きています。

北極圏にあるノルウェー領のスヴァールバル諸島と、大規模な噴火が起きたトンガで、国際通信の重要インフラである海底ケーブルが切れ、トンガではネットが使えなくなる混乱が生じています。

《詳細》

事件が起きたスヴァールバル諸島には、地球を南北に周回している「極軌道衛星」とのデータを送受信する優れた施設があります。この諸島でこのほど、衛星拠点とノルウェー本土を結ぶ海底ケーブルが謎の破損を起こしました。

浮上しているのが、ロシアによるケーブルの切断の疑いです。同国は長らく、衛星が北大西洋条約機構(NATO)などに軍事利用される可能性を憂いています。そのため、この衛星拠点をかく乱する目的で、ロシアがケーブルを切断したのではないかと指摘されています。

またトンガでは、海底火山の大規模噴火により、海底ケーブルが打撃を受け、ネット回線が不通になり、何が起きているのかという情報が外国にほとんど発信されない状況が続いています。ネットの復旧には最大で2週間かかるとされ、国民は不便な生活を強いられています。

《どう見るか》

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タグ: 中国  インターネット  海底ケーブル  大恐慌  スヴァールバル諸島  噴火  人工通貨  トンガ  デジタル化  ロシア 

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