米民主党が恣意的な制度変更を狙う 「首都ワシントンを州に格上げ」下院で法案可決

2021.04.24

《ニュース》

米民主党が議席を増やすため、新たな法案を通さんと動いています。

米下院は22日、首都ワシントンD.C.(コロンビア特別区)を州に格上げし、51番目の州にする法案を、民主党による賛成多数(賛成216反対208)で可決しました。

《詳細》

同様の法案は昨年6月にも下院を通過しましたが、上院で共和党が多数を占めていた当時、採決にかけられることもなく廃案となりました。

しかし現在、上院は民主党50・共和党50であり、法案の採決で賛成と反対が同数になった場合には、上院議長を務めるカマラ・ハリス副大統領が1票を投じることができます。したがって民主党側としては、何とか採決まで持ち込みたい狙いです。

一方で共和党は、「フィリバスター(議事妨害)」と呼ばれる、長時間にわたって意図的に討論を続けて議事進行を遅らせる行為によって、議会期終了まで審議を引き延ばし、廃案に持ち込む考え。フィリバスターを止めさせるには6割の議員の賛成が必要であり、今のところ、上院で採決にまで進む見込みは低いとされています。

《どう見るか》

続きは2ページ目へ(有料記事)


タグ: フィリバスター    民主党  共和党  ワシントン  妨害 

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら