《本記事のポイント》

  • 未来予測の仕方
  • SFプロトタイピングとは何か
  • 無限の未来へのヒント

前回は、いつまでも時代遅れにならないための施策として、陳腐化しない未来を提示する「レトロフューチャー(懐かしい未来観)」というユニークな着想の話に触れました。今回は、テーマパークの開発に留まらない実社会における未来予測の手法から考えてみたいと思います。

二つの未来予測手法

未来予測には、大きく分けて二つの手法があり、時系列に基づき、現在の延長線上にある未来像を考えることを「フォアキャスティング」と呼びます。伝統的には「デルファイ法」という手法を使い、複数の専門家に、5年後の未来を予測してもらい、それを相互に確認し合い、その後に修正を加えるような形式で繰り返し、着実に来るであろう未来を予測していきます。

もう一つは、未来に向けて新たな技術革新、イノベーションを起こすときに用いますが、着想の視点を未来に置き、その未来から現在を逆照射して考える「バックキャスティング」という未来予測手法が存在します。

この「バックキャスティング」という考え方は、想定し得る限りの未来像を先にありありと具体的に設定して、その未来から現在を逆照射して、技術革新等を考えると言うものです。これは、先ほどのフォアキャスティングとは逆で、現在の延長線上にある連続的な未来ではない非連続な未来像を先に描くわけです。

SFプロトタイピングの世界

そして、もっと発想を飛躍させて、SF作家が描く「本来あり得ないような未来像」から発想するという考え方があり、実は米国ビッグテックにおいても、SF作家を企業コンサルにする時代を迎えており、その原点とも言えるのが、「SFプロトタイピング」という未来予測手法になります。

このSFプロトタイピングという未来予測手法に関しては、今をさること13年前に、"【注目書籍】ゲーム感覚で「未来」を予測する方法とは?"と題した記事の中で、同書名『SFプロトタイピング』の内容を簡単に紹介させていただいています。

著者は、半導体メーカーのインテル社フューチャリスト(未来研究職)であるブライアン・ディビット・ジョンソン氏で、このSFプロトタイピングの手法を用いて、インテルの技術開発を進めていた経緯があり、現在、世界各国の研究機関や企業、大学でもSFプロトタイピングのワークショップが展開されています。

スペースX社のイーロン・マスク氏にしても、SF小説好きであることは有名であり、彼なりのSFプロトタイピングで、未来を引き寄せていると言っても過言ではないでしょう。

時代の閉塞感を破る仏法真理

ただし、未来を先取りする大胆なイノベーション、技術革新を連続して創出することが付加価値を生む今日において、既成概念や固定観念を打ち破るSF作家の発想を借りてでも未来を創り出そうとするアプローチは、現代の唯物論科学の閉塞感を象徴しているとも言えます。

その意味で、未来透視リーディングや霊界科学、UFO、宇宙人すら探究の対象であり、三次元世界から離れる瞑想の極意を説く幸福の科学から見れば、説かれる仏法真理の中にこそ、未来へのヒントは無限にあると言って良いでしょう。

さて次回は、世界に目を転じて、ユニークな各国のテーマパークを取り上げて、その魅力を深掘りして参りたいと思います。

(吉崎富士夫)

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