太宰治、芥川龍之介、坂口安吾、川端康成 文豪が次々登場、あの世での「今」を語る

2020.08.17

川端康成『伊豆の踊子』の舞台となった伊豆半島。

『人間失格』『走れメロス』などで有名な昭和の文豪の太宰治。学生時代から共産主義運動に関係するが、挫折し、自殺未遂や薬物中毒を繰り返す。私生活は乱れ、借金に追われ、男女関係も派手で、最後は愛人と心中するなど、波乱万丈の一生を送った。その作品は、現代においても繰り返し映画や舞台として上映されている。

このほど、大川隆法・幸福の科学総裁のもとに、太宰の霊が出現。それをきっかけに、有名作家4人の霊言が収録された。霊言は「文豪たちの明暗─太宰治/芥川龍之介/坂口安吾/川端康成の霊言─」として、幸福の科学の支部・精舎で拝聴できる(文末に、連絡先)。

「世の中に悪い影響を与えたんだろうよ」太宰治

現れた太宰は、現在、「無頼漢地獄と、色情地獄を合わせたようで、何か文学的デカダンスのあるような感じの地獄」にいることを認めた。

無頼漢地獄は、追いかけられたり殴られたりするなど、恐怖に追われる世界だ。太宰はその様子について「借金取りみたいなのが鬼に見える」と言い、借金取りに追われた生前の恐怖が続いている様子だ。色情地獄は、男女の関係で心が千々に乱れる地獄。太宰作品のもととなった生前の退廃的な生き方が、今も地獄で展開しているようだ。

様々な地獄を描写した「地獄界入門」「地獄界探訪」を収録

地獄に堕ちた理由に関しては、「世の中に悪い影響を与えたんだろうよ」と認め、自身の生き方を投影した地獄的な作品が、最近の映画やドラマ、小説などの地獄的な流れの一部を作ったと反省の弁を述べた。

続いて現れた芥川龍之介の霊は、太宰治の問題について「善悪の峻別をするための材料、教養が足りない」と指摘。仏教やキリスト教など宗教の勉強が足りないことや、退廃的生活から抜け出すための意志の力、その前提となる「倫理観」がないことを挙げた。今後、太宰の救済を試みるという。

「地獄に堕ちて何が悪い」坂口安吾

その翌日、大川総裁のもとに現れたのは、坂口安吾。太宰と同時代の無頼派の作家で、小説『白痴』『堕落論』などが有名で、やはり今も注目を集めている。

坂口安吾も、地獄に堕ちている様子だったが、「私の場合は、神への反逆罪」であり、「天上界に上がらないかん理由はない。地獄に堕ちて何が悪いの」「下へ下へ退廃的に流れていく人間こそ普通の人間なんで、上へ上へ上がらないかんなんてやめてくれよ。それこそ永遠の地獄で、永遠の苦痛」だと、自身の状況を合理化。その一方で、「もういいかげん許してくれよ」と救いを求めるなど、複雑な心境が伺えた。

現在の様子を聞くと、「座敷牢」みたいな独房に監禁されているという。間違った思想で人々を迷わせた人が隔離されている、無間地獄にいるとみられる。霊言では「死んだら何もかもなくなるというのが仏教の教え」など、あの世を否定しつつ、芥川龍之介や川端康成など、天国に還っている作家への嫉妬ともとれる発言を繰り返した。

そんな中、現代人へのアドバイスとしては、「人間が下に落ちていくものを一生懸命、書いてエンタメにするんかも知らんけど、そんなことばっかりしてて、人の心を迷わしたものは、地獄行って、逃げられなくなりますよと。死んでから先のことは知らん」と忠告を残した。

「人間社会の中の美しいものを目にとめようと努力した」川端康成

坂口安吾の後に現れたのは、『伊豆の踊子』『雪国』が代表作で、日本初のノーベル文学賞受賞者の川端康成だ。

川端康成は、幼い頃に両親と姉を亡くし、後に祖父母も失って孤児となった。川端の霊は「幼い頃は愛欠乏症の境遇ではあるから、それを訴え続けるものを書いてもよかったんだけどさ、だけど、もうちょっと、人間社会の中の美しいものを目にとめようと努力したのさ」と創作の秘密を語り、『伊豆の踊子』でも、庶民の心の中に潜む神や仏の心を描き出したという。

坂口安吾の生き方や作品の問題について、川端は「自由と堕落論が一緒の人は、苦しみが意外に続く」と忠告。環境が悪くとも、それに染まるか染まらないかが個人の自由であるとし、「環境を乗り越えて、自分の世界を構築した者には、神様、仏さまの世界が開ける」と語った。

終始投げやりな態度だった坂口安吾と、文学を通しての神仏への道を説いた川端康成では、霊言のバイブレーションの違いも歴然としていた。文豪4人の霊言の拝聴を通じて、文学を通じた「天国への道」「地獄への道」の存在を実感できるだろう。

本霊言では他にも、以下をはじめ、多数の論点について言及があった。

  • 太宰治は、なぜ女性と心中をしたのか?
  • 太宰治が本当はあこがれていた文学作品とは
  • 小説家が安定した仕事をするために必要なこと
  • 太宰治がさいなまれていた苦しみの根本とは
  • 坂口安吾は、自身の作品が読まれてほしい? それとも?
  • 坂口安吾は、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』をどう受け取るか
  • 川端康成が語る「仕事論」

ここに紹介したのは霊言のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

お問い合わせは、以下の連絡先まで。

・幸福の科学サービスセンター

Tel:03-5793-1727 : 火~金/10:00~20:00 土日/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

http://map.happy-science.jp/ まで。

【関連書籍】

『あなたの知らない地獄の話。』

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幸福の科学出版 大川隆法著

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タグ: 天国  霊言  太宰治  地獄  文豪  川端康成  坂口安吾  芥川龍之介 

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