改正自殺対策法が成立 自殺問題を真に解決する霊的人生観
2016.03.26
自殺の防止に向けて、全ての都道府県と市区町村に対し、地域の実情に応じた自殺対策の計画作成を義務付ける改正自殺対策基本法が、このほど衆院本会議で成立した。国は交付金を通じ自治体を支援する。また、自殺を防ぐための学校教育も促進する。
若者の自殺が増加傾向
警察庁によると、2015年の1年間に自殺した人は全国でおよそ2万4000人。ピーク時からは減少しているが、依然として深刻な社会問題だ。
これまで自殺は50代が最も多かったが、景気回復の影響で近年は減少。国民全体の自殺率は低下する中、15~24歳の自殺率は、90年代以降ずっと上がり続けている。特に毎年3月は、卒業や入学、就職や人事異動などで生活環境が変わり、ウツや自殺傾向が強くなる時期なので、「自殺対策強化月間」と定められている。
自殺問題を解決する霊的な人生観とは
自殺対策のために国や自治体などが動き、自殺防止の教育を行うことなどの取り組みは重要だ。さらに自殺問題を根本から解決するためには、宗教的な考え方も必要となってくる。
たとえば、「自殺をすれば、苦しみや悲しみが消え、楽になるだろう」と思って自殺する人が多い。だが実際は、人間の本質は魂であり、死んでも魂は消えない。自殺者の魂がすぐに天国に行くことは極めてまれで、地獄に行くか、地縛霊となって自分が死んだ場所に漂っていることが多い。自殺すると、苦しみは消えるどころか大きくなる。こうした霊的事実を知っていれば、自殺を踏みとどまることができた人も数多くいるだろう。
幸福の科学では、このような霊的真実を知ってもらうために、2003年から「自殺を減らそうキャンペーン」を全国で展開している。有志で集まった会員が、自殺をなくすため、テレビ・ラジオCM、ポスターなどの広告や、街頭でのチラシ配布などの取り組みを行っている。
平成27年版自殺対策白書によると、「自殺したいと思った時、どのように乗り越えましたか?」という質問には、「家族や友人、職場の同僚など身近な人に悩みを聞いてもらった」という回答が38.8%と最も多かった。地域や、宗教などのネットワークによって、人と人との絆をつくり直すことも、自殺防止に役立つだろう。
常に自分を見守ってくれている天使の存在
悩み、困っている時にそばで支えてくれるのは、家族や友人だけではない。
19日に公開された映画「天使に"アイム・ファイン"」では、地上で悩み苦しむ5人の人間に常に寄り添う天使の姿を描いている。こうした目に見えない存在を信じることも、自殺の防波堤となりうるだろう。(真)
【関連サイト】
幸福の科学グループ 自殺防止サイト「あなたに贈る真理の言葉」
映画「天使に"アイム・ファイン"」 劇場予告編
https://www.youtube.com/watch?v=SYmxkrOAA8k
映画「天使に"アイム・ファイン"」公式ページ
http://www.newstar-pro.com/tenshi/
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