大川隆法総裁 公開霊言抜粋レポート
「自由でない人間は『死んでる』んだ」
「老子の幸福論」
10月18日
霊言を通して、歴史上の偉人、聖人の「幸福論」が次々と語られる中、大川総裁は、孔子に続いて、老荘思想で知られる老子の霊を呼び出し、人間の幸福について聞いた。
老子は、一般に紀元前6世紀の人物とされ、5千数百字による『老子道徳経』の著者として知られる。中国の神秘思想である道教のルーツの一人でもあり、思想的な大家と言える。司馬遷の『史記』では、若き日の孔子が老子に「道」について尋ねるというエピソードが記されているが、老子の実在を疑う声もある。
幸福の科学では過去にも複数回老子の霊言を収録している。過去の霊言では「人間の心は純白のスーツのようなもの。シミが付いたらすぐに洗って綺麗にしないと、パーティ会場に戻れなくなる」と語り、心を常に浄化するという仏教の反省にも通じるような教えを老子ならではの比喩で話した。
また、老子は「幸福」について2011年の『老子の復活霊言』では 「君、人生は"昼寝"だよ。ゴロゴロして食っていけたら、もう、それで最高の幸福じゃないか」 と語り、「仕事がないことは幸福なこと」「時計を忘れることができるというのが幸福」と、質問者を煙に巻いたりもした。
ただ、10月11日に収録した霊言「孔子、『怪力乱神』を語る」において、孔子の霊は「老子は霊的な悟りを得ていた」として、無神論・唯物論に染まる現代中国に関して、「儒教より、道教を流行らせた方がよい」と発言した。
そこで、改めて老子に霊的な「幸福」や、中国に必要な霊界思想に関して話を聞いた。
魂を信じない人の死後を語る老子
老子の霊は、「そんなに働かんほうが幸福だよ」と切り出し、時間に追われる現代人の幸福は、時計を捨てることから始まると諭した。前回と同じ思想を同様の表現で述べたことから、霊人の個性が一貫していることの証明にもなっている。