2014年12月号記事

No. 029

山口敏太郎のエックス-リポート

オカルト研究家・山口敏太郎氏が宇宙人、UFO、その他のミステリー情報を合理的、科学的、実証的、ジャーナリスティックに検証する

(やまぐち・びんたろう)

1966年、徳島市生まれ。神奈川大学経済学部卒業。作家、妖怪研究家、漫画原作者。(株)山口敏太郎タートルカンパニー代表取締役。日本通運でIT担当や営業に携わり、作家に転身。1996年、学研「ムー」のミステリーコンテストで論考「妖怪進化論」が優秀賞受賞。著書は『霊怪スポット 戦慄の最新ファイル』(KAWADE夢文庫)、『恐怖呪い姫~実話狂気怪談』(TO文庫)など多数。TV、ラジオ出演のほか、多数のネットニュースに寄稿。真言宗信徒。メルマガ「山口敏太郎のサイバーアトランティア~世界の陰謀・オカルトの真実」配信中。 http://foomii.com/00015

未確認飛行物体(UFO)の存在が事実であることが次第に明らかになり、人々が様々な知識を得るにつれて、UFOを隠蔽しようとするマスコミ関係者の偽装工作があからさまになっている。

筆者は超常現象のコメンテーターとして、よくテレビ番組に出演する。その際、多少の妥協や遊びならば付き合えるが、最近、超常現象の扱い方がひどい。実際に飛行しているUFOの映像をスタッフに紹介しても放送せず、わざわざ明らかに偽物と分かるUFO動画を放送する。

真実の情報を広めようという筆者の姿勢に協力してくれる人々も増えつつあるのだが、「もっと派手な映像はないですか」と、偽物の動画を要求する大馬鹿者もまだまだ多い。

そんな"悪徳"テレビ関係者は必ず、「テレビを見るような国民は馬鹿ですから分かりませんよ」とか「何もかも否定すると、ロマンがないのでは?」と決まり文句を言う。だが、国民はそれほど馬鹿ではないし、ロマンとは、子供にも分かるインチキ映像ではなく、地味でも「リアルなUFO」の映像を流す硬派な姿勢にこそ生まれるものだ。ロマンの意味を履き違えてはいけない。