9月9日から10日にかけて、アメリカ史上初めて、中間選挙(11月3日)のための共和党全国大会(RNC/Republican National Convention)がテキサス州ダラスで開催される。両日共にトランプ氏が参加し、スピーチも行うため、現在の米政界では最も注目を集めている。
トランプ米大統領は8月28日、テキサス州ヒューストンにある米航空宇宙局(NASA)のジョンソン・スペースセンターでのスピーチで、宇宙分野における高度な専門人材を育成する「アメリカ宇宙アカデミー」の創設を発表し、直後にその旨の大統領令に署名し、話題となった。

NASAのジョンソン・スペースセンターで演説するトランプ氏(画像はホワイトハウスのYouTubeより)。
宇宙分野において特別な教育機関をつくり、トランプ氏が第一次政権で設立したアメリカ宇宙軍の要員や、NASA、民間宇宙産業の技術者、オペレーターなど、宇宙分野での最高の人材を訓練し、輩出することを目的としている。
トランプ氏は演説で、「それは大切なことだ。ウェストポイント(陸軍士官学校)やアナポリス(海軍兵学校)、空軍士官学校、沿岸警備隊士官学校を思い浮かべてほしい。どれも素晴らしいが、今は宇宙軍を持っている」と語った。
宇宙アカデミーの所在地はまだ決まっていないものの、「まもなく」場所を選ぶと指摘。所在地をめぐって、舞台裏で激しいロビー活動が行われており、演説の聴衆にいたテッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出)も意見を持っていたことを示唆した。
トランプ氏は、「宇宙分野で二番手なら、地球で一番になることはない」とも述べる。本アカデミーの創設は宇宙空間における安全保障の優位性を確保するためと言われているが、宇宙空間における中国対策を念頭に置いていることは疑問の余地がない。
同日にマット・アンダーソンNASA副長官も演説し、「トランプ大統領は探検と発見の黄金時代に火をつけた。彼が私たちにビジョンを与えてくれた」「彼の労働者家庭減税法(従来の減税措置を恒久化し、労働者の可処分所得を増加させる、2025年に成立した税制改革)が資源を与えてくれて、アルテミスIIの宇宙飛行士が最初の一歩を踏み出した」と語った。
今年4月、NASAの月面探査「アルテミス計画」初の有人飛行ミッション「アルテミスII」が行われ、宇宙飛行士たちは10日間にわたり月の裏側を一周し、地球に戻っていた。トランプ氏は、ジョンソン・スペースセンターで彼らに対して議会宇宙名誉勲章を授与し、「恐れ知らずの探検家」と称えた。























