2026年10月号記事
影を売っただけなのに
この秋、公開される映画『影を売る女』の魅力と、問いかけるメッセージに迫る。
映画『影を売る女』
10月16日(金)全国ロードショー

写真:映画『影を売る女』より。
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影を売っただけなのに ─ Part 2 宝くじ、投資詐欺、FX… 「一攫千金」を夢見たばかりに
宝くじ、投資詐欺、FX
「一攫千金」を夢見たばかりに
映画『影を売る女』の主人公・夕子は、「一攫千金の誘惑」に翻弄される。
「一攫千金」と聞いて多くの人が思い浮かぶのは、宝くじではないだろうか。
ただ、もし宝くじに高額当選したとしても、「これで人生バラ色!」とは限らない。
周囲に黙っていようと思っても、生活の変化などで当選がバレて、家族や親戚、知人から金銭を要求され、トラブルが絶えなくなる。生活水準が上がり、浪費がやめられなくなり、怪しげな投資に手を出してしまう。大金が入った勢いで仕事を辞めてしまう──。かえって不幸や転落の人生をたどることも多いのだ。
「当選券を捨てればよかった」
この"宝くじの呪い"にかかり、悲劇的な転落をしたことで広く知られるのが、アメリカ人実業家のジャック・ウィテカー氏だ。同氏は建築業の成功者で、1700万ドル(約27億円)以上の資産を持っていた。そして55歳の時、宝くじに当選した。税引き後で1億1300万ドル(約180億円)という超高額当選だった。
当選を公言していたので、どこに行っても、周囲の人にお金をせがまれた。当選金の一部は教会や慈善団体に寄付したが、ギャンブルや娼婦にも大金を使った。車上荒らしに何度も遭い、自宅は全焼した。しかも孫娘を薬物過剰摂取で亡くし、娘も急死するという悲劇に見舞われた。
結局、当選から約4年後に破産した。彼の器を超えた大金は、人生を狂わせたのだ。
ウィテカー氏は「当選券を破り捨てておけばよかった」と振り返っている。
※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。
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