2025年6月号記事
映画『ドラゴン・ハート─霊界探訪記─』の衝撃
世界の霊界探訪記
さまざまな宗教が描いてきた霊界の姿に迫り、後半では映画の今掛勇監督のインタビューをお送りする。



5月23日、大川隆法・幸福の科学総裁が製作総指揮・原作を手がけたアニメ映画『ドラゴン・ハート─霊界探訪記─』が全国の劇場で公開される。
中学生の竜介と知美は夏休み、徳島の穴吹川で急流に流されてしまう。すると、現れた龍が二人を救い出し、謎の老仙人のもとへと導く。老仙人は二人が溺れて死んでしまったと宣告するが、霊界を旅して「人生でなすべきこと」を見つけたら元の世界に還してくれると告げる。二人は戸惑いつつも、龍に導かれて霊界探訪へと旅立つ。
辿り着いた場所は、この世と変わりないように見えるが、やがて次々と恐ろしいことが起こる。恐怖心に支配された人たちが殺し合う。病院では医者が患者を切り刻む。何度死んでもまた蘇り、また殺される──そこは地獄であった。
二人は間違った心のまま死んだ人を待ち受ける運命に驚愕する。そして、さらなる世界の真実を求め、伝説の霊場「シャンバラ」や、神々の世界へと足を踏み入れていく。
本作は、大川総裁が霊示として降ろした原作や、あの世の姿を探る霊査、実際の霊界探訪の報告などを基に描かれる、「リアルな霊界案内」だ。
あまりに似通った世界の霊界描写
あの世や地獄というと、現代人の多くは嘘やおとぎ話と考えるかもしれない。しかし古今東西を見渡せば、多くの宗教が天国・地獄の存在を説き、「霊界探訪記」にあたる伝承も数多く残る。そしてそれらは語られた時代や地域が違うにもかかわらず、驚くほど共通点が多い。単なる迷信では済ませられないのである。
※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。
古代エジプト - ピラミッドやパピルスに記された冥府の裁判所
古代イラン - 霊界に派遣されたゾロアスター教徒の見聞録
古代ギリシャ - プラトンが語ったギリシャ版・閻魔裁判
キリスト教 - 使徒パウロが"幻視"した神の裁きと天の都
古代インド - マハーバーラタが描くヒマラヤからの霊界探訪
古代中国 - 道教でも信じられた冥府の裁判官
『ドラゴン・ハート』監督・今掛 勇氏インタビュー