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中国の習近平国家主席は8日、軍最高指揮機関である中央軍事委員会の統合作戦指揮センターを視察し、幹部らを前に「戦争に勝利する能力を向上させなければならない」と強調しました。

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軍事委主席を兼務する習氏は、10月の党大会を経て新たに選出された軍事委の他のメンバーらと共に同センターの「総指揮」の肩書で視察。自身が軍事作戦の最高指揮官であることを誇示しました。

中国共産党の機関紙である「人民日報」などの報道によると、習氏は視察の理由について「戦争の準備を強化する決意と態度を表明するためだ」と説明したうえで、「全軍はすべての力の焦点を戦いに合わせ、すべての取り組みの力を戦いに注ぎ、戦いに勝つ能力の向上を加速し、新時代のわが軍の使命と任務を効果的に履行する必要がある」と強調しました。

また、中国共産党第20回全国代表大会で打ち出した「社会主義現代化国家の全面的建設」「中華民族の偉大な復興の全面推進」などの指針を貫徹・実施するように求めました。

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