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米産業コンサルタント企業はこのほど、中国政府が米研究機関のオークリッジ国立研究所が開発したイオンビームや原子力機器をはじめとする1700以上の技術を盗もうとしていると警告しました。

《詳細》

7月12日付の米メディア「ブルームバーグ」の報道によると、米企業のストライダー・テクノロジーが、中国側に盗まれるリスクが最も高い技術と、その技術の盗用に関わる可能性のある人物を特定するために、中国のインターネット上の公開情報をもとに精査・分析を行いました。

その結果、オークリッジ国立研究所に勤務し、ナノテクノロジーを専門にしている2人の研究員が、中国政府の海外人材誘致プロジェクト「千人計画」に参加していたことが判明しました。

中国政府は、この2人の研究員に対して、それぞれ50万元(約1019万円)の補助金と最大300万元(約6113万円)に相当する助成金を支払っていました。同研究所を退所後、2人は中国国内に移住し、中国の防衛産業に関わる大学の研究室に勤め始めたことも分かっています。

オークリッジ国立研究所は、エネルギー安全保障、科学、バイオテクノロジー、物理学、物質科学など幅広い研究分野を持つ総合研究機関。同研究所は、1秒間に110京回の世界最速で演算ができるスーパーコンピューター「フロンティア」を開発しています。

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