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インドネシアのジョコ大統領がウクライナとロシアを訪問し、両国首脳と会談すると、29日付産経新聞などが報じています。

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ジョコ大統領はドイツで26~28日の期間に開催していた主要7カ国(G7)首脳会議にゲストとして参加した後、29日にウクライナの首都キエフ(キーウ)でゼレンスキー大統領と会談。30日にはロシアの首都モスクワでプーチン大統領と会談する予定になっています。

ジョコ氏は27日の討議で、「G7と主要20カ国・地域(G20)には食料危機を克服する責任がある」と語るなどして、ロシアとの対話を重視する考えを示していました。プーチン氏との会談では、即時停戦を要請する考えを示しています。

インドネシア外務省は、この訪問を「平和を促すため」と位置付けています。これまでインドネシアは、(ロシアの)軍事攻撃は容認できないとする一方で、ウクライナへの武器供与は拒否。対露制裁には加わらず、ロシア側にも西洋諸国側にもつかない、中立的な立場を保ってきました。

インドネシアは今年のG20議長国で、11月にバリ島でG20首脳会議を開きます。ジョコ氏はG20にプーチン氏とゼレンスキー氏を招待していましたが、アメリカなどがプーチン氏の参加に反対。イタリアのドラギ首相がG7首脳会議後の記者会見で明らかにしたところによると、プーチン氏はG20首脳会議に対面では参加しない見通しだといいます。

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