2022年2月号記事

時代は今 愛国女子

─紅武士道

迫りくる最大の国難

悠久の歴史の中で、奇跡的な文明を築いてきた日本。
そんな国が危急存亡の秋を迎える──。2022年2月に公開される映画「愛国女子─紅武士道」は、国難を救う人々の姿を描く。
公開に先駆け、国を愛する真の意味を考えたい。


contents

時代は今 愛国女子 迫りくる最大の国難 - Part 2 政財界、マスコミ、学界を狙う中国の浸透工作


政財界、マスコミ、学界を狙う

中国の浸透工作

映画「愛国女子」には、隣国の大国に配慮した物言いをする言論人や政治家などが登場する。
彼らのように、多くの日本人が中国の工作に引っ掛かっている可能性がある。

「中国の工作員は日本にかなり浸透しており、常に標的を監視しています」

前出のペマ・ギャルポ氏は、中国のスパイに警戒感を強める。

「最近、私が主催する勉強会に参加しようとしていたモンゴル人の主婦が、モンゴルにいる親に電話で『勉強会に出るな』と言われました。親の横には公安が座っていて、脅されていたようです。また知人のモンゴル人学者はある研究機関から賞をもらい、それを記念した講演会を開こうとしたら、中国当局から脅されて中止に追い込まれました。

中国を批判する私の場合は、痴漢や窃盗などの罪をでっち上げられ、信用を落とされる工作を受ける可能性が高いです。混雑時に移動する際にはなるべく電車に乗らず、タクシーを使うなどして用心しています」

中国は日本に住む一般市民を尾行するなどして監視し、中国民主化運動を妨害している。

 

次ページからのポイント(有料記事)

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