任期満了に伴う島根県隠岐の島町議会議員選挙(定数16)が18日に投開票され、幸福実現党の田中一隆氏が初当選した。

田中氏は県立松江北高校を卒業後、島根大学に進学。その後、大阪で通関業務や営業職を務め、旧・都万村(つまむら)役場に奉職。都万村助役や隠岐広域連合介護常勤副連合長などを歴任した。そのほか、都万小・中学校PTA会長、緑のコンビナート実行委員、隠岐海区調整委員、隠岐の島町国保運営委員会会長など、地域貢献に尽力し、現在は保護司として活動し、昨年11月には法務大臣から表彰された。

田中氏は編集部の取材に以下のように答えた。

「今回の選挙戦では、大きく言って3つのポイントを掲げました。まずは、介護施設の有無が離島内で差があることを改善すべく、介護職員の研修を隠岐で行えるようにし、介護職の人材を増やすよう訴えました。

2つ目は、新型コロナウィルスの影響で、隠岐の海産物が売れづらくなっている問題です。生産、加工、販売などを総合的に行う6次産業化をさらに推し進め、インターネット販売を伸ばす必要があります。

3つ目は、国防です。中国が日本海の排他的経済水域内で違法に漁を行ったり、日本の土地を買い漁っています。隠岐の竹島周辺では、地元の漁師が漁ができなくなっており、こうした地域が増えることを危惧しています。できれば、隠岐に自衛隊を誘致したいところですが、同じく離島である対馬や佐渡などと連携して、日本を守る運動を全国に発信したいです。今後は、他の議員とも問題認識を共有し、地域のために貢献してまいります」

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