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イギリスで、感染力が高い新型コロナウィルスの変異種「N501Y」が猛威を振るっています。

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イギリスで感染が拡大しているN501Yは、今年2月以降、欧米で流行した「D614G(いわゆる欧州株)」が変異したものとされ、同国の医療当局関係者によれば、他の新型コロナウィルスに比べ、約1.7倍も速く感染が広がっている可能性があるといいます。

N501Yは9月20日に、イギリス東南部のケントカウンティで初めて出現が確認され、11月にロンドンなどを中心に感染が拡大。12月中旬には、感染数の3分の2近くが今回のウィルスによるものとされています。

N501Yで見られる変異は、「新型コロナウィルスのスパイクタンパク質にある受容体結合ドメイン(RBD)が変わる」というものです。それにより、ウィルスが人体の細胞に入り込みやすくなり、感染力が増すと考えられています。

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