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反政府デモが続くタイで、政府は24日、デモの参加者に王室に対する批判を禁じる不敬罪を適用しました。同罪の適用は過去2年で初めてです。

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タイでは今夏から、元陸軍司令官のプラユット・チャンオーチャー首相と親軍政党プラユット政権に抗議し、民主改革を求める学生主導のデモが各地で続いています。

学生たちは、軍主導の現政権の退陣や王室改革、新憲法の制定などを訴えており、特に、これまでタブーとされてきた王室への制度改革を求める声が高まっています。警察がデモ隊に放水車や催涙ガスを使って排除に乗り出すなど、応酬は激化。先週には、議会にデモ参加者が突入しようとし、警察と衝突。少なくとも41人が負傷したと報じられています。

11月には議会で、憲法の改正に向けた審議が行われましたが、デモ隊が支持していた、王室についての条文の改正を可能にする案は否決。デモ隊は採決の結果に反発し、抗議活動を活発化させています。

24日には活動家数人が不敬罪を犯した疑いで訴追されました。有罪となった場合、最長15年の禁錮刑が科せられます。

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