ハドソン研究所ホームページに掲載されたダンカン・スミス氏(右)。

6月20日の本欄、「 欧州で急速に進む反中シフト 世界認識は『米中』から『独裁国家との戦い』へ 」では、中国共産党に対抗するための国際組織「対中政策に関する列国議会連盟(Inter-Parliamentary Alliance on China、以下IPAC)」が、欧米を中心とする国会議員によって創設されたことを報じました。

同連盟の共同議長であり2001年から03年にかけて英保守党の党首を務めたイアン・ダンカン・スミス氏がこのほど、米保守系シンクタンク「ハドソン研究所」で中国政策に関する演説を行いました。ダンカン・スミス氏は1990年代にユーロ導入に反対し、EU離脱派として知られる保守派。実は日本人の祖先を持つ人物です。