2011年5月号記事


東日本大震災特集   第一部  Part3

マスコミは「情報統制」をやめ

世界標準に合った宗教報道を

前のパートでは、菅民主党政権がこの国を根本からおかしくしており、それが今回の大震災につながったことを見てきた。

無論、選挙で民主党を勝たせた国民にも責任はある。だが国民が政治選択の拠り所にするのは、何といってもテレビや新聞などのマスコミ報道だ。「日本の常識は世界の非常識」とよく言われるが、 なかでも最大の非常識は、戦後一貫してマスコミ(マスメディア)が国民の頭に刷り込んできた「宗教イコール悪」という思い込みだろう。

宗教や神仏に関して偏った報道を続けることで、マスコミは日本人の心に神仏を軽んじる唯物論的な考え方を植え付け、国民の世論や政治選択に悪しき影響を及ぼしてきた。その責任は、きわめて重い。