2016年7月号記事

Interview

慰安婦像の設置を阻止したサムライが語る──

母親たちだけで戦わせるわけにはいかない

AJCN代表

山岡鉄秀

プロフィール

(やまおか・てつひで) 1965年東京都生まれ。オーストラリア在住の日本人を中心にAJCN(Australia-Japan Community Network)を結成し、歴史戦を戦っているビジネスマン。

オーストラリアで一昨年、中国と韓国の民間団体による「慰安婦像の設置運動」を阻止した日本人のサムライに、最新の「歴史戦」の状況を聞いた。

日本では、昨年末に慰安婦問題をめぐる「日韓合意」が結ばれて以降、歴史問題が沈静化していると思っている向きがあります。しかし、日本のマスコミが海外の問題を報じていないだけで、オーストラリアでは、韓国や中国の反日活動がいまだに続いています。

今年1月以降、ブリスベンの日本総領事館前で毎週水曜日、十数人の韓国系住民が「日本は慰安婦に心から謝罪せよ」と書いたプラカードを掲げて反日デモを行っています。

3月には、シドニー中心部にあるハイド・パークで、韓国人女性たち10人が、民族衣装のチマチョゴリ姿で「日本軍の性奴隷を許すな」とアピールしました。