【海外メディア】リンカーン大統領についての新刊 彼の決断は究極的には信仰に基づいていた

2013.02.17

「どんなリンカーン好き(Lincolnophiles)でも、800ページを超えるこの大作にはなかなか手が出ないかも」。米リンカーン大統領に関する新刊書『Lincoln's Tragic Pragmatism(リンカーンの悲劇的プラグマティズム)』について、16日付インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙がそんな長文の書評を載せている。死後150年近く経ってなお、こうした本や映画になるほど(スピルバーグ監督「リンカーン」日本公開4月)根強い尊敬と人気を集める大統領。書評から、その秘密を拾ってみよう。

  • 著者はリンカーンを、カントやロールズの哲学、現代のリベラルな政治理論などの系譜に位置づけている。
  • リンカーンは奴隷制を、国民の合意に基づく社会の許容範囲を超えた、他に類を見ない道徳的悪(moral evil)と見なした。物事には税制のように駆け引きで決めていいことと、そうでないこと――例えば人間の尊厳(human dignity)――があると。

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