サプライチェーンをめぐる日米中の熾烈な戦い【澁谷司──中国包囲網の現在地】
2026.07.13
アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師
澁谷 司
(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。
米紙ザ・ヒル(2026年6月22日付)の報道によれば、米中間の科学技術および防衛分野における対立が急速に激化しているという(*1)。
中国商務省は突如、複数の米国の防衛・科学技術企業を輸出規制リストに追加し、中国企業や個人によるこれらの企業への軍民両用物資の輸出を、全面的に禁止すると発表した。
この一連の措置は、米国による中国企業への制裁に対する報復である。だが同時に、北京が国際社会に対し、「グローバルなサプライチェーンを戦略的武器へと転換している」ことを示す。
(*1) 2026年6月23日付中国瞭望
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