G7の独善性を批判したマレーシアのマハティール元首相 「バイデン米大統領らG7のリーダーシップに限界」

2023.05.30

画像:Abdul Razak Latif / Shutterstock.com

《ニュース》

マレーシアのマハティール元首相が、世界規模の課題を解決するために「国連とは異なる新しい組織が必要だ」と述べ、先進国とグローバルサウス(南半球の発展途上国)が対等に議論できる国際機関の創設を提言しました。日本経済新聞がこのほど報じました。

《詳細》

マハティール氏は日経の取材に対し、国連が西側諸国のための機関に変質しており、機能していないと批判しました。新型コロナウィルスや地球温暖化などの世界的な課題について、「途上国が単独で取り組むことは難しい」と語り、新しい国際組織を創設する必要性を訴えたといいます。

現在、世界をけん引している枠組みに疑問を呈したマハティール氏は、24日の記者会見で核兵器の廃絶について聞かれた際、G7サミットが広島で開催されたものの、G7は「核の傘」を維持する決定を下し、ロシアや中国などの核保有国が参加しなかったと問題視。「同じ考えを持ち、(ロシアなどを)敵視している国々が集まって会議を行い、自分たちに有利な決定をしても、独り言のようなものだ。うまくいかない」と述べ、中露と対立する西側諸国を批判しました。

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タグ: マハティール元首相  ロシア  核保有国  グローバルサウス  先進国  世界のリーダー  G7  国連 

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