米軍制服組トップが「今年中にロシアをウクライナから追い出すのは非常に困難」と指摘 多数の日本マスコミが無視するも、トップの発言は現実的でおかしくない

2023.01.24

真ん中に立つのがミリー氏(画像:BiksuTong / Shutterstock.com)

《ニュース》

米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長がこのほど、ドイツで行った記者会見で、「軍事的な観点から言えば、ロシア軍を今年中にウクライナから追い出すのは非常に困難だ」と語りました。

《詳細》

ウクライナへの軍事支援に関する関係国会合がドイツで行われた20日、会合に出席したミリー氏は記者を前に、「軍事的な観点から言えば、今年中にウクライナとロシア占領地の全てから、ロシア軍を追い出すのは非常に困難だと、私は依然として考えている。実現できないわけでも、実現しないわけでもないが、非常に難しい」と述べました。

その上で、「しかしこの戦争も、過去の多くの戦争のように、最後には何らかの交渉のテーブルに着くと思うし、ロシアとウクライナ両国の指導者により、タイミングの面で、それが決めるでしょう」と指摘しました。

ミリー氏は昨年11月に、ロシア軍が依然としてかなりの戦闘力を維持しているとし、「ウクライナの軍事的勝利が近く起きる確率は高くない」「ロシアが撤退するという政治的解決策が存在する可能性はある」などと述べていました。

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タグ: ロシア  ウクライナ  戦争  軍事支援    マーク・ミリー 

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