資生堂が「日本回帰」を進める 日本の製造業には高付加価値の製品を追求し、世界をけん引する使命がある

2022.05.27

画像: yu_photo / Shutterstock.com

《ニュース》

大手化粧品メーカー「資生堂」が工場の「日本回帰」を進めていると、27日付朝日新聞が報じました。

《詳細》

資生堂は26日、6月から本格稼働する久留米工場(福岡)の内部を報道陣に初めて公開しました。同工場では、中価格帯ブランド「エリクシール」のスキンケア製品を中心に生産し、博多港から中国などアジア各国に輸出する考えです。円安が進んでいるため、輸出企業は収益の増加が見込めます。

同工場では、化粧品業界として初めて、化粧品の製造や梱包のプロセスに最先端のIoT(モノのインターネット)テクノロジーを取り入れました。製造しながらリアルタイムで製品をチェックできるようになり、最新ロボットが梱包することで生産性も従来の約3倍にアップするなど、効率化が進んでいます。地元の雇用も積極的に進め、4年後までには800~900人の雇用を確保したい考えです。

同社は、2019年に那須工場、20年に大阪茨木工場を設立。3年で3カ所の工場を新設し、国内の工場は6カ所になりました。魚谷雅彦社長は、肌に直接つける化粧品は特に安全性や品質が重視されるため、「日本でつくることがブランド価値につながる」という確信から、日本の新工場の稼働を進めていると語っています。

《どう見るか》

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タグ: 資生堂  円安  日本製  ブランド価値  日本回帰  雇用  製造業  中国 

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