WHOが国際的なワクチンパスポートの発行に向けて動く 健康データを中国に情報流出させた"実績"から最大限の注意が必要

2022.03.05

画像: Elenarts / Shutterstock.com

《ニュース》

WHO(世界保健機関)は、加盟国や新型コロナウィルスの免疫認証技術の開発リーダーらを招集し、国や地域を問わず使用できるワクチンパスポートの発行に向けて動き出しています。米メディア・ポリティコがこのほど、報じました。

《詳細》

ドイツのIT企業である「T‐システム」はWHOと提携し、国際的なワクチンパスポートを作成すると発表しています。WHOは加盟国に対して、同機関が発行したQRコード付きの接種証明書を認証できるゲートの設置を促すことも明らかになっています。

WHOのデジタルヘルスとイノベーション部のユニットリーダーであるガレット・メーン氏はポリティコの取材に対して、「世界の誰もがコロナの影響を受ける中で、国際的なワクチンパスポートをつくることは必要です。パンデミックから、各国が協力して抜け出していかなければならないのです」と主張しています。

一方で、こうした枠組みが完成すれば、中国国内で採用されているような監視システムが世界に広がってしまうとの指摘もあります。米メディア・ライフサイトの取材に、中国専門家のレギー・リトルジョン氏は「ワクチンパスポートに使用されるデジタルプラットフォームは、根本的に全体主義的な特徴を持ちます。それは、中国国内の"社会信用システム"と同じであると言えるでしょう」と指摘しています。

《どう見るか》

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タグ: 中国  人権侵害  遺伝子情報  ワクチンパスポート  接種証明書  WHO  副作用  監視システム 

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