美浜原発が再稼働、島根原発も審査合格へ 先進国日本で「電力不足」の悲劇を繰り返さないために

2021.06.24

《ニュース》

関西電力が、23日に福井県美浜町の美浜原発3号機を再稼働させました。また同日、中国電力島根原子力発電所2号機の再稼働について、原子力規制委員会が事実上の合格を示す審査書案を取りまとめました。

《詳細》

美浜原発3号機は、2011年5月から定期検査に入っており、約10年ぶりの稼働となります。再稼働は順調に進んでおり、6月29日には送電と発電をはじめ、7月27日に営業運転を始める計画です。

2013年7月に原発の運転期間は原則40年と定められましたが、新しい規制基準に適合すれば、1回のみ、20年間までの延長を認める例外規定が盛り込まれていました。美浜原発はこれに則り再稼働されます。

また、島根原発2号機は、原発近くの「宍道断層」を当初より長く評価し、地震が発生した際に想定される最大の揺れを引き上げていました。それに伴い、想定される津波の高さを5.7メートルから11.6メートルに引き上げ、海抜15メートルの防波堤を建設するなどの対策を行ったことが妥当と評価されています(23日付NHKニュース)。今後、島根原発の安全対策工事が完了し、地元自治体の同意が得られれば再稼働される予定です。

《どう見るか》

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タグ: 原子力規制委員会  再稼働  電力不足  断層  美浜原発  島根原発  火力発電所 

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