中国包囲網の現在地
2020.10.07
どんどん深まる中国とEUとの溝【澁谷司──中国包囲網の現在地】
《本記事のポイント》 習近平主席、EU首脳陣と会談するも…… 人権問題で対中批判強めるEU 「EUは米中の間で中立を維持できない」 「新型コロナ」後、習近平政権は「戦狼外交」を展開したが、外交的手詰まり状態に陥った。特に、米...
2020.09.30
習近平政権、グローバル経済依存脱却を宣言【澁谷司──中国包囲網の現在地】
《本記事のポイント》 習近平政権、「外需依存」脱却を掲げるも…… 貧困ゆえに「消費」が育たない 6億人は月収1万円、習近平は資産100兆円 周知の如く、中国は「改革・開放」以来、海外貿易をテコに経済発展した。トウ小平路線である。近年では、主に米国と...
2020.09.23
中国歴史教科書から透けて見える、反習近平派の巻き返し【澁谷司──中国包囲網の現在地】
《本記事のポイント》 「文革」の復活を目指す習近平氏 歴史教科書、「文革」の擁護・否定の揺れ動き いつクーデターが起きてもおかしくない!? 中国共産党は表向き、「文化大革命」(1966年~76年。以下、「文革」)を否定している。81年の11期6中全会で...
2020.09.16
日本も見習え!? チェコ議長訪台の裏にある親中派との対立【澁谷司──中国包囲網の現在地】
《本記事のポイント》 チェコの高官が台湾に訪問 背景には親中派との熾烈な対立が 中国の外交戦は押され気味 8月30日、チェコのビストルチル上院議長は、プラハ市長や他の議員、及び企業関係者など89人の訪問団を率いて台湾を訪問した。 チェコは中国と正...
2020.09.09
「習近平訪韓」の奥にある、"崖っぷち"同士のウィン・ウィン関係【澁谷司──中国包囲網の現在地】
《本記事のポイント》 中韓高官会談で、冷え込んでいた関係が雪解け!? 中国は"四面楚歌"状況を韓国から打破したい 破綻しかけた経済・対日関係・支持率を回復させるため…… 中国担当外交トップの楊潔チ・国務委員が今夏、韓国を訪問し、...
2020.09.03
2020年の北戴河会議で、習近平派は"四面楚歌"状態!?【澁谷司──中国包囲網の現在地】
《本記事のポイント》 北戴河会議延期の観測も 会議では習近平派があらゆるテーマで責め立てられる 「対外迷走・対内強硬」は政権が不安定な印!? 河北省の避暑地である北戴河で8月1日、毎年恒例の中国共産党の新旧幹部らによる非公式会議が開催された。 ...
2020.08.26
台湾がますます反中に染まる 高雄市長補選で民進党が大勝【澁谷司──中国包囲網の現在地】
《本記事のポイント》 台湾・高雄市長選で民進党が大勝 香港弾圧で国民党が疎まれ始めている 抑止力を強化する蔡英文政権 台湾の韓国瑜(かん・こくゆ)高雄市長に対するリコールの賛否を問う住民投票が6月6日に実施され、市長の解職が成立した。これを受け8月15日、高雄市長補欠選挙が行...
2020.08.19
怒涛の"包囲戦"をするトランプvs. 戦前日本より分が悪い習近平【澁谷司──中国包囲網の現在地】
《本記事のポイント》 米国務長官の演説は「現代版ハル・ノート」!? 中国を追いつめに追いつめるトランプ政権 中国は、天変地異に党内闘争でボロボロ ペンス米副大統領が2019年10月、対中政策転換を示唆する演説を行った。当時それは、あたかも「現代版ハル・ノート」のように見えた。 ...
2020.08.12
中国に米国と"衝突"する実力はあるのか?【澁谷司──中国包囲網の現在地】
「米中戦争」の可能性が、一部でささやかれ始めている。 7月には米中双方が、総領事館を1つずつ閉鎖する事態となった。そんななか、北京市内に「空襲警報」のポスターが掲示され、話題になった。南シナ海での緊張関係も激化し、中国の尖閣諸島沖での動きも活発化している。 しかし客観的に見て、中国に米国に挑戦できる国力があると...
2020.07.29
三峡ダムの終焉を宣言した中国メディア!?【澁谷司──中国包囲網の現在地】
《本記事のポイント》 中国メディア「三峡ダムは最善尽くした」と報道 三峡ダムの「変位、浸透流、変形」 ダムの放水により、下流都市で起きる故意の洪水 中国メディア「当代廣播站」(仮訳「現代放送局」)は13日、三峡ダムが長江下流域の洪水を防ぐために「最善を尽くした」と評価した。そ...