大型台風が先週通過したばかりの日本列島に、またもや台風が迫っている。それも、次の台風19号は「今年最強レベル」。前回と同じく、フィリピン沖から日本に吸い寄せられるように迫ってきた。週末にかけて本州に上陸する可能性が高く、注意が必要だ。

米航空宇宙局(NASA)のリード・ワイズマン飛行士は滞在中の国際宇宙ステーション(ISS)から台風19号を撮影しツイッターに投稿。「ここから多くを見てきたが、これほどの台風は見たことがない」とコメントしている。

日本の自然は最近、何かがおかしい。今年の6月には東京に雹(ひょう)が降り、7月には同月で史上最大の台風がやってきた。8月には広島で大規模な土砂崩れが起き、9月には御嶽山が噴火した。その中では、多くの犠牲者も出ている。デング熱の蔓延も、ある種の自然の猛威と言えるだろう。

こうした異常な自然災害の背景には、目に見えないものの働きかけがある――。「天災」という言葉があるように、それが昔の常識だった。

実際、日本の代表的な自然災害のタイミングは、政治的な転換期と重なることが多い。鎌倉時代の「元寇」では、モンゴル軍が攻めてきたタイミングで、2回とも台風が通った。1回目の襲来である「文永の役」は、11月半ばのことであり、台風の季節ではない。江戸末期など、時代が大きく動く混乱期にも、多くの地震などが発生した。阪神淡路大震災は、社会党の村山政権の時。東日本大震災は、民主党の菅政権の時。日本を代表する左翼政権の時期とぴったり重なっている。

「自然災害の原因は、科学で解明されている」と考える人もいるだろう。しかし、わかっていることはほんの一部に過ぎない。地震学では「地震の原因はプレートの歪みである」ことがわかっても、「プレートがあまり歪んでいない場所で多くの地震が起き、大きく歪んでいる場所で地震が起きていない」など、新たな謎が出ている。「異常気象は温暖化のせいだ」というのも、仮説に過ぎない。現代科学は、「自然災害の背景には霊的な影響がある」という古くからの常識を否定できるレベルにはない。

大川隆法・幸福の科学総裁は、こうした自然災害の霊的背景を、霊言によって明かしている。天照大神の霊言を行ったときには、東日本大震災が日本人や政治家が「目に見えないものを信じる心」や「神仏への感謝」を失っていることへの警告だったことが明らかになった(『天照大神のお怒りについて』所収、大川隆法著)。

また、大川総裁は10月1日、広島における大水害や、御嶽山の噴火を引き起こした霊を呼び、話を聞いた。これらの災害は、日本に敵意を持つ、ある霊存在の攻撃であることも明らかになった(『広島大水害と御嶽山噴火に天意はあるか』所収、大川隆法著)。今回の一連の台風に関しても、その可能性を否定できない。また、そうした攻撃を日本が受けてしまうのは、日本人の信仰心が薄いためであることも、様々な霊言でわかってきている。

立て続けに襲ってくる自然災害は、「自分たちの考え方に、何か間違ったものがあるのではないだろうか」と振り返る機会にすべきではないか。(光)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『広島大水害と御嶽山噴火に天意はあるか』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1300

幸福の科学出版 『天照大神のお怒りについて』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=722

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