2010年6月号記事

宗教課税論議

「問題あり」のアメリカ税制をつまみ食い

政府税調や民主党内の「宗教と民主主義研究会」において宗教法人への課税強化が検討され、政治活動を行う宗教団体への課税を求める声も出ている。アメリカなどの国では、政治活動をする宗教は免税資格を剥奪される、というのがその論拠だ。

しかし、アメリカの宗教団体は政治参加を全面的に禁止されているのだろうか。また、アメリカの税制そのものに問題はないのだろうか。