米ニューヨーク州・グリースタウンの月例会議でキリスト教の牧師を招いて礼拝する習慣に対し、住民が「国教制定を禁止する憲法に反しているのではないか」として起こしていた訴訟について、米連邦最高裁はこのほど、「グリースタウン議会の慣習は憲法と共存できる。(国教制定を禁じた)合衆国憲法修正第一条を侵しているわけでもないし、信仰を強要しているわけでもない」という判断を下した。

「政教分離」の本来の意味について、考えさせられる判決である。