2008年12月号記事

日本の政治が世界を救う!

第Ⅰ部 対談:日本政治は新たな価値を生み出せるか

──日本主導で「人類滅亡のリスク」に立ち向かえ

経済学者 鈴木真実哉 「創造的破壊」を唱えたシュンペーターなどの研究者

(すずき・まみや)1954年生まれ。早稲田大学大学院を経て、現在、聖学院大学政治経済学部教授。専門の金融論のほか、理念経済学や貨幣論、「創造的破壊」を唱えたシュンペーターや徹底した自由主義者のハイエクを研究。著書に、『格差社会で日本は勝つ』(幸福の科学出版)、『カオスの中の貨幣理論』(共著、雄松堂出版)、『金融入門』(共著、昭和堂)などがある。

国際政治経済学者 浜田和幸 エジソン研究の第一人者

(はまだ・かずゆき)1953年生まれ。東京外語大卒業後、米ジョージ・ワシントン大学大学院にて政治学博士号を修得。米戦略国際問題研究所などを経て、現在、国際未来科学研究所代表を務める。エジソンや未来学の研究に秀で、常に時代の先を見据える。主な著書に『快人エジソン』(日経ビジネス人文庫)、『「国力」会議』(祥伝社)、『石油の支配者』(文春新書)などがある。

相次ぐ短期間での首相の辞任、意思決定のスピードを欠くねじれ国会など、日本の政治は経済・社会の足を引っ張るボトルネックとなっている。政治が国民や世界の国々に対して「新たな価値」を生むためには何が必要なのか。国際政治経済学者・未来学者の浜田和幸氏と、経済学者の鈴木真実哉・聖学院大教授が、政治の「創造性」をテーマに対談した。(司会 本誌編集部・綾織次郎)