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アメリカに不法入国する中国人が急増しています。

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米カリフォルニア州などメキシコと隣接する南西部の国境を超え、アメリカに不法入国する中国人が急増しているとのことです。

ニューヨーク・タイムズ紙もこれを取り上げ、昨年度だけで2万4000人を超える中国人が不法入国で逮捕されており、これは過去10年の合計値を超える数だと報道(11月24日付)。米税関・国境取締局によると、今年9月に国境で逮捕された中国人は4000人を超え、一貫して著しい増加を見せています。

中国人の不法移民が急増する背景として、中国政府による厳しい行動制限を強いる「ゼロ・コロナ」政策や、不況による若年層の失業率増加などを受けて新天地を求める人など、さまざまな理由が指摘されています。実際に国連は、中国が今年だけで31万人もの自国民を国外流出で失うと予想。自国で未来を描けず、不法入国に至る中国人は多いでしょう。

これに加え、「中国人民解放軍の偽装工作員ではないか」と指摘する声が上がっています。

国境付近では、過酷な越境の旅を易々とこなす屈強な中国人男性が数多く目撃され、また彼らが軍隊のユニットのように集団で動いている様子も報じられています。

6月には、従軍経験のあるマーク・グリーン下院国土安全保障委員会(共和党)が、不法入国する中国人の中に、従軍に適した年齢の男性が数多く含まれ、その中には、中国共産党や人民解放軍とつながりを持つ人物も含まれていると述べました。

本誌でも取材をしてきた米アジア問題専門家のゴードン・チャン氏は同月、アメリカに潜伏している人民解放軍の数は5000人とも1万人とも推測されているとした上で、アジア有事になれば彼らは、米軍基地への攻撃を含め米国内で混乱を引き起こすと警鐘を鳴らしています。

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