《ニュース》

アメリカのブリゲティ駐南アフリカ大使が、ウクライナ戦争で中立を示す南アフリカのケープタウン近郊に昨年12月、ロシアの貨物船が停泊し、南アフリカの武器・弾薬を運び込んで持ち帰ったと主張しています。

《詳細》

5月12日付ロイター通信によると、ブリゲティ大使が地元記者へのブリーフィングで、「ロシアの貨物船『レディR』が、2022年12月6~8日にサイモンズタウン(海軍基地)に停泊し、武器と弾薬を積載してロシアに戻ったと確信している」と述べました。その後、南アフリカのラマポーザ大統領は、野党がこの問題を質問した際、調査を実施しているとだけ返答したといいます。

これまでアメリカ政府は、ウクライナ戦争で中立を表明する南アフリカがロシアに協力するなどした場合、南アフリカに報復すると示唆したことがあります。アメリカには、制裁の発動や貿易特権のはく奪など、いくつかの選択肢があると米紙ニューヨーク・タイムズは報じています(5月11日付電子版)。

今年2月には、南アフリカがロシア・中国との間で合同海軍演習を実施したことに対し、西側諸国は懸念を表明していました。

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