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大阪府の吉村洋文知事は27日、医療逼迫が進んでいることを理由に「医療非常事態宣言」を発出。65歳以上の高齢者に不要不急の外出自粛を求めました。

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同日、大阪府は新型コロナウィルス対策本部会議を開き、独自の自粛要請基準「大阪モデル」の非常事態を示す「赤信号」を約3カ月ぶりに点灯させることを決めています。

府によると、新規重症者のうち70代以上が占める割合は現在の第七波で52%に上っており、第六波以降、高齢者が重症化しやすい傾向にあるというデータがあるといいます。

大阪では軽症・中等症患者を受け入れる医療機関の入院患者は70代以上が68.6%を占め(20日時点)、1日当たりの陽性者のうち60代以上は連日3千人前後の規模で推移しています。府は保健所業務を重症化リスクの高い高齢者への対応に重点化し、感染者に電話で最初に連絡を取る対象者を65歳以上から75歳以上に絞ることにしています。

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