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ロシア軍のウクライナ侵攻から1週間以上が経つ今、ロシアの作戦は失敗と指摘する声が増えています。読売新聞は3日、「ウクライナ軍の想定を超える抵抗などで、作戦シナリオに狂いが生じた可能性がある」「ロシア、短期決着は失敗」などといった見出し記事を掲載しました。

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読売新聞がロシアの作戦が失敗であると指摘する根拠は、ロシア通信が、侵攻開始から2日後の2月26日に戦勝記事を配信したものの、削除したことです。これにより、ロシアのプーチン政権は軍事介入から48時間以内に、ウクライナのゼレンスキー政権の崩壊を計画していたのではないかといい、日本の報道番組もそれに追随したニュースを伝えました。

ロシア軍は3月4日正午時点で、人口約290万人のキエフを包囲する構えを見せ、第2の都市であるハリコフなどには空爆を加えています。一方、南部の黒海沿岸と東部の制圧地域を拡大させつつあり、東部とクリミア半島を陸路でつなげました。

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