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政府は24日、2022年度の予算案を閣議決定しました。一般会計の総額は107兆5964億円となり、10年連続で過去最大を更新しました。

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歳出については、高齢化によって膨らむ社会保障関係費が36兆2735億円、返済する国債費が24兆3393億円と、両者の合計が初めて60兆円を超えました。これは予算全体の6割に上ります。

歳入については、来年度に経済成長が3%以上になるという見通しから、税収は過去最高の65兆2350億円になると見込んでいます。国債への依存度は少し低下しているものの、歳入全体の約34%は新規国債発行(36兆9260億円)に頼っています。

返済しなければならない建設国債と赤字国債などの残高は、2022年3月末までに1026.5兆円と過去最高に膨らみます。

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