《ニュース》

欧米の研究機関で構成される「クライメート・アクション・トラッカー(CAT)」は9日、第26回国連気候変動枠組み条約締結国会議(COP26)に提出した各国の今後10年間の計画を実行しても、世界の気温は今世紀中に、産業革命前に比べて2.4度上昇するとの報告書を発表しました。

《詳細》

現在、英グラスコーで開催中のCOP26で、各国は2030年までの温室効果ガスの削減目標を提出し、参加国のうち40カ国が50年までに排出量の実質ゼロを目指すとしています。これらの対策により、今世紀中の気温の上昇幅を1.5度までに抑えることを目標に掲げています。

CATの報告書は、COP26で各国政府が提出した公約を分析し、「信用性、行動、約束の点で巨大な隔たりがある」と指摘。

削減目標を踏まえたとしても、30年に予想される温室効果ガスの排出量は、パリ協定で気温上昇を1.5度に抑えるために設定した目標の2倍に上るといいます。また、50年までの排出量実質ゼロも具体的な計画に乏しいと、警鐘を鳴らしています。

CATは、各国が現在取っている政策をそのまま実行し続ければ、今世紀の気温上昇は2.7度になると予測しています。

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