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中国の外交部の華春瑩(ホァ・チュンイン)報道官は3月30日、発展途上国へ1000万回分のワクチンを提供することを明確にしました。

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定例記者会見で、華報道官は「中国は率先してワクチンを世界の公共財とすることを約束し、発展途上国が容易にワクチンを入手しやすくし、負担軽減に努めている」と述べました。

その上で、「現在、中国は80カ国と3つの国際機関にワクチンの提供を支援すると同時に、40を超える国にワクチンを輸出し、10余りの国とのワクチン開発及び生産に協力している」とし、国際オリンピック委員会(IOC)と協力することでオリンピックに参加予定の選手たちにワクチンを提供したいとの考えを示しました。

華報道官の発言は、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が同月29日に「36カ国がいまだにワクチンを手にしていない」との指摘を受けてものです。

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