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小惑星探査機「はやぶさ2」の帰還カプセルが日本時間12月6日午前3時ごろ、オーストラリア南部の砂漠に着陸する予定です。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が30日に発表しました。

《詳細》

帰還カプセルには、小惑星「りゅうぐう」で採取した砂が入っているとみられています。

「はやぶさ2」は6年前の2014年に打ち上げられました。「りゅうぐう」の探査を行い、2回のタッチダウンを成功させています。1日に最後の軌道の微修正を行ったうえで12月5日にカプセルを分離します。カプセルはオーストラリアの砂漠地帯に着地する予定のため、回収チームはすでに現地入りし、砂漠地帯の確認などを行っていると報じられています。

今回、特に期待されているのが「水」に関する発見です。私たちの体内の水など、地球に存在する水が、どこから来たかはまだよく分かっておらず、宇宙よりもたらされたという説もあります。「はやぶさ2」は昨年、「りゅうぐう」地表からの赤外線の観測で、酸素と水素の原子が結びついた水酸基(OH)の存在を示す波長を捉えており、帰還カプセル内の砂の分析に注目が集まっています。

「はやぶさ2」は、帰還カプセルを分離した後、「1998KY26」と呼ばれる直径30メートルほどの小惑星を目指す予定です。

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