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マイナンバーと銀行口座の「紐付け」をめぐって、政府は27日、国民に義務付けることは見送るとの方針を固めました。

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政府は同日、首相官邸で作業チームの会合を開き、マイナンバーと金融機関の口座を紐付ける制度案を示しました。今回の制度案をもとに検討を進め、来年の通常国会での法案提出を目指すとしています。

口座との紐付け義務化は見送るものの、任意で口座情報を登録し、各種申請手続きを簡素化していく方針です。マイナンバー制度の専用サイトや金融機関の窓口で2022年度以降から実施し、経済対策の給付金に加えて、児童手当や生活保護などを迅速に給付することにつなげるとしています。

別途、本人同意のもと、複数の口座を紐付けできるようにし、相続時や災害で通帳を紛失した際、本人や家族の情報を把握しやすくする仕組みも検討しているといいます。

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