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《本記事のポイント》

  • 習近平国家主席の守護霊が、「独裁国家は民主主義国の10倍強い」と豪語した。
  • 民主主義は、多くの人の智慧を集め、長期にわたって国民を幸福にできる体制。
  • ただし、方向性を見失わないように、「神仏の理想」を忘れないことが大事。

北朝鮮の非核化で合意した「米朝会談」について、さまざまな見方が飛び交っている。

そんななか、大川隆法・幸福の科学総裁は、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長の実妹で、事実上のナンバー2とされる金与正守護霊、ヒトラーと戦ったチャーチル元英首相の霊、アメリカの国際政治学者キッシンジャー守護霊の霊言を収録。北朝鮮はアメリカに敗北を認め、非核化、開国に向けて動き出していることが明らかになった。

こうした状況について、北朝鮮の「後ろ盾」を自負していた中国の習近平国家主席はどう考えているのか。米朝会談後にも金氏との会談を行ったが、いったい、何を話していたのか。

そこで大川総裁は、21日に「習近平守護霊の霊言」を収録した。そこでは、米朝会談に対する見方、トランプ大統領への本音、今後の中国の世界戦略などが語られた。

強気の習近平守護霊が語る「独裁国家は強い」

「習近平守護霊の霊言」は、22日より、幸福の科学の精舎、支部、拠点で開示されているので、詳しくはご覧いただきたいが、本欄では、習氏守護霊の民主主義に関する発言について考えてみたい。

習氏の守護霊は、北朝鮮がアメリカとの会談によって非核化、民主化に進むことについては歯牙にもかけていない様子で、次のように語った。

独裁専制全体主義国家は、民主主義国の十倍以上強いということがよく分かった

「(北朝鮮のような) 独裁国家の国なら、 (アメリカと) こんなに戦力差があっても、対等にやらざるを得ないということだな

確かに民主主義国であれば、国家の安全保障や経済政策の新たな方針を決める場合は、議会で審議し、多数の賛成を得なければならない。

また、国会などで決定したことについて国民からの支持が得られなければ、次の選挙で落選の憂き目に遭う。

そのため、国家の命運を左右するような大きなテーマであればあるほど、なかなか結論を出せず、実行が遅れる傾向にある。

一方、中国や北朝鮮のような独裁国家においては、国会はリーダーの方針を確認する場に過ぎない。反対する者は、粛清や左遷されるからだ。さらに、独裁者の「任期」はないに等しい。中国では、今年3月の全国人民代表大会において、今まで2期10年までと定められていた国家主席の任期制限をなくす憲法改正案が可決された。

このように考えれば、同じ核保有国でも、民主主義国家と独裁国家では意味合いが違うことがよく分かる。

民主主義国で実際に核を使用するとなれば、国民の目を意識せざるを得ない。一方、独裁国家では、独裁者の一存で使用を決めることができる。この点、国際社会に与えるインパクトはまったく異なる。

民主主義の「強さ」はどこにあるか

国家の行く末を左右する大きなテーマにも、すぐに方針が出せるという点を見れば、独裁国家のほうが「強い」という主張にも一理あるのかもしれない。

だが本来、民主主義は「強い」体制だといえる。

大川総裁は著書で、民主主義の利点を次のように述べている。

民主主義では、各人が自分の頭を絞って智慧を出し、そして、自分たちの会社を最高の会社にしようと努力するのです。アメリカは、そのようにして繁栄したわけです。(中略)

やはり、「たった一人の人間の智慧よりも、多くの人の智慧を集めたほうが、世の中は発展・繁栄する」ということです。これが民主主義の意義なのです。

(『 朝の来ない夜はない 』)

民主主義の美点は、どこからでも優れた人材が出てくるということです。日本には一億二千五百万人の人間がいますが、沖縄に生まれようが、北海道に生まれようが、関係ありません。大金持ちの家に生まれようが、そうでない家に生まれようが、チャンスはあるのです。

もちろん、これは努力によって道を拓けばの話ですが、努力によって道を拓いて成功した場合には、どのような方でも、世間的に尊敬されているような立場に上がっていくチャンスがあるのです。これは民主主義政体の非常に優れた点です。

(『 愛、悟り、そして地球 』)

独裁国家では、一人のリーダーが国の方向性を決める。たとえそのリーダーが優れていたとしても、一人の能力には限界がある。

国家が衰退し、国民の幸福を実現できなくなれば、クーデターや暗殺の危険もつきまとうなど、国家体制としても脆弱だ。

一方、民主主義国では、誰でもリーダーになれるチャンスがあり、多様な強みを持った人材が、それぞれの力を生かして社会や国家を発展させることができる。

こうしてみると、国民の幸福をより長期にわたって、大きなスケールで実現できるのは、民主主義国家といえるだろう。

民主主義国はなぜ迷走しているか

ただ、最近では民主主義の強みが生かされず、独裁国家の暴走を止められなくなっている面がある。

民主主義は多数派を形成した者が力を持つシステムだが、その時々の多数派の意見は必ずしも正しいとは限らない。ナチスを率いたヒトラーも、民主主義から誕生した。

多数派に力を与える前提には、「大勢が賛同する意見は、正しい方向性に近くなるだろう」という考えがある。しかしながら、欲望に執われ、成功者に嫉妬する人が多くなれば、民主主義は迷走する。

フランスの政治思想家トクヴィルも、著書『アメリカの民主政治』において、民主主義は神の心を知らない利己的な人たちによって行われれば、方向性を間違えると指摘している。

一部の政治家が国防強化の大切さを訴えたとしても、「戦争に備えるお金があるなら、福祉のために使ってくれ」「国がどうなろうが知ったことではない」という人が多くなれば、国は弱体化してしまう。

民主主義の強みを生かす「神仏の理想」

民主主義が独裁国家よりも繁栄するためには、何が必要だろうか。

大川総裁は、次のように民主主義がうまくいく条件を指摘する。

最大限に開花する繁栄主義とも言い換えることができるこの民主主義は、その方向性がひじょうに大事なのです。

その方向性とは、いったい何でしょうか。その方向性こそ究極の理想であり、それは「仏の理想」です。仏の理想を地上に実現し、仏の国を建設するという目的のもとに、民主主義は最大の開花を迎えるのだという歴史的事実を、忘れ去ってはなりません。

(『 人生の王道を語る 』)

欲望や嫉妬、依存心を捨て、「自分の国を愛し、発展させていこう」という理想と、自助努力の精神を持つ国民を増やすこと。それが、民主主義がその強みを生かし、長く続く繁栄をもたらす道といえる。

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