イギリスでは7月以降もEU残留を訴えるデモ行進が行われている。写真:REX FEATURES/アフロ

2016年9月号記事

ニュースのミカタ 3

国際

イギリスのEU離脱

自助努力の精神が成否の鍵

EUからの離脱派と残留派で二分された国論と党内の融和を期待されている、テリーザ・メイ新首相。写真:代表撮影/ロイター/アフロ

イギリスが、国の未来を分ける大きな決断をしました。6月の国民投票の結果、欧州連合(EU)からの離脱が決まったのです。

このニュースの直後、世界経済ではポンド安や株価下落などの影響が出ました。イギリス国内では、EU残留派が国民投票のやり直しを求めて、署名やデモ行進などを続けています。

残留派リーダーのキャメロン首相は辞任し、調整役を務めたテリーザ・メイ氏が新首相に就任しました。彼女も残留派でしたが、離脱派のボリス・ジョンソン氏を外相にするなど、両派の融和をはかっています。