OPCWへのノーベル平和賞はまるで「アサド支持」 - The Liberty Opinion 2

2013.10.24

2013年12月号記事

The Liberty Opinion 2

OPCWへのノーベル平和賞はまるで「アサド支持」

2013年のノーベル平和賞に、国際機関「化学兵器禁止機関(OPCW)」が選ばれた。

ノルウェーのノーベル賞委員会は10月11日に発表した授賞理由を、「化学兵器廃絶のために幅広い努力を続けているOPCWに賞を与える。そのことでノーベル賞委員会も化学兵器の廃絶に貢献したい」とした。

世界中で化学兵器の開発、生産、保有を禁止するための監視・査察活動を行うOPCWの活動が重要であることは、誰の目にも明らかだ。

しかし今回の授賞は、シリアのアサド政権が化学兵器で1400人以上の自国民を殺害した後、OPCWがシリアへ査察に入ったタイミング。 「化学兵器」にスポットを当てることで、「アサド政権が化学兵器さえ廃棄すれば、その他の問題は不問にする」という誤ったメッセージを、世界に発信した恐れがある。

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タグ: マララ  シリア  アサド.OPCW  ノーベル平和賞  化学兵器  2013年12月号記事 

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