インフラ開発のために"未開発資源"を担保に取られるガーナの運命【チャイナリスクの死角】
2026.08.04
国際政治学者
佐久間 拓真
(ペンネーム)
国際政治の中でも特に米中関係、インド太平洋の安全保障、中国情勢を専門にし、この分野で講演や執筆活動、現地調査などを行う。
近年、アフリカ諸国に対する中国の債務の罠や経済的影響力の拡大が国際社会で注視されている。その中でも西アフリカの優等生と称されてきたガーナ共和国のケースは、巧妙に変質した経済的アプローチの典型例として極めて示唆に富む。ガーナは長年、財政赤字とインフラ不足に悩まされてきたが、ここに目を付けたのが中国であった。
未開発資源を担保に差し押さえる新型の「債務の罠」
伝統的な債務の罠は、巨額の融資を行い、返済が滞った段階で港湾などの国家インフラの運営権を奪い取る手法を指す。しかし、ガーナにおける中国の動きは、単なる金銭の貸し付けにとどまらない。国家の未開発資源そのものを直接的な担保として差し押さえる「資源担保融資(リソース・ファイナンス)」という極めて強固な枠組みが用いられた。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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